Inside of Me

ソメイヨシノが散ると、その後にしとやかに街の片隅で開花する八重桜。でもそのいのちも短い。

━ 花は散るから美しい。
━ 皿は割れるから美しい。

そんな、誰かのことばを思い出す。

 

週が明けて月曜日、そして火曜日。芸術家の日常とは「いつの日も変わらずにただ練習を地道に続けて行くこと」、その繰り返し。
どこそこの美味しいタルトを食べた、とか、どこその美味しいスムージーを飲みに◯◯に行って… とか、そういう派手なことは何一つない私の今の暮らし。

でも私は多分、今が一番幸せに満たされている。

 

他の人の不幸せな日々やその心の奥底を覗き込むことがとても怖かった、数年前までの私。だが、不思議なことに今の私には、怖いものが殆ど無くなった。
あるとしたら自分の心に突如魔がさす瞬間。

 

 

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いつもとは違うカフェで、再び「小保方晴子日記」を捲り始めた。

一句一句が本当に重く、進化の為に生まれたことで辛い思いをしている小保方さんの一言一言が他人事には思えない。

 

何度目か… 家を失った日のことを思い出した。家を失うと言うことがどんなことで、その時人はどうなるのか、何を思うのか…。

 

ビニールシートの組み立て方も分からぬまま真冬の路上で夜を越した日々、その話を当時の友人に電話でした時、酔った口調で「いい加減嘘を吐くの、やめようよ。俺、今直ぐ見に行くから今居る場所、教えて!!!」と言われガランとした海沿いの倉庫の場所をありのまま話した。
友人は来なかった。そのまま夜が明けた。

嘘吐きはどっちだったのかな。そんな相手を「友人だ」などと思った自分に酷く腹が立った。

 

2018年4月10日 火曜日。
バッハのインベンション、そしてショパンのエチュードへと続く練習プログラムにそろそろ変化が欲しくなり始めた。Didier Merah作… のエチュードの作曲を始めるタイミングをいつにしようかと考えている。

でもその前に、私には先にやらなければならないことがある。

 

I’m thinking I have to go back in the time when I was living on the Lira star once more.  Now is the time.