風邪から気管支炎に移行したしつこい風邪が長期化して行く中で、今回私は生まれて初めて漢方薬の副作用に見舞われた。少しだけ咳が止まり熱が下がったので台所仕事をしかけた途端に胸が苦しくなり、ガスの火を止めて直ぐに寝室で横になった。
心臓の痛みにも似たそれは呼吸の苦しさと共に発症することが多いが、先日の発作のようなその状態はいつものそれとは少し違って全身の関節の痛みや背中の筋肉痛が同時に感じられた。
諸々の症状が落ち着くまで月一の歯の定期検診を延期し、先週末にクリニックに向かうとドクターがすかさず「唇が青いのはどうしてだろう?血流が上手く行っていないような気がしますね。」と…。
私は風邪の症状やその時に体に不具合を起こした薬の名称等をドクターに告げると、「うーーん、ちょっと調べてみますね。」と言い、とりたててその時の歯の調子が好くないわけではなかったこともあり治療は比較的すんなり終了。
クリニックの帰りの道すがら、行きつけのコジャレたアーリーアメリカンなビストロに立ち寄った。継続している症状の一つである「食べている最中にうんざりして租借することに疲れてしまって、食事が最後まで進まない」状況が少しだけ顔を出したが、何とかランチは完食出来た。
帰りの電車の中で夫が「心臓じゃなくて肝臓じゃないかな。」とポツリ。
そう、私の心臓の持病を治してくれたのも夫だから、彼の言うことにはいつも一理も二理もあると思っている。数年前に夫が急性のアナフィラキシーショック症状で救急搬送された時、退院後も夫は肝臓の疲労で暫く大変だった。どうも私の先週の症状が夫のあの時の状況によく似ていると言う話で、嗚呼だったらカレーでも食べに行こうか… と言う話になり、先週の土曜日は兎に角「黄色いスパイス」をめがけてネパールカリーのお店に直行した(笑)。
ウコンが二日酔いに効く… みたいな話は昔っからよく言われているが、これと言った根拠はどうやらないらしい(と言う話を、林先生の「今でしょ講座」で放映していた)。だが、実際にターメリックたっぷりのカレーとターメリックライスを食べると心なしか元気が回復して来た。
私はいつも夫に救われている。私が夫を助けること等きっと難しいと思うけど、出来ることがあるとしたら私が元気で美味しい献立てを考えて作ることぐらいかな。
今は手作りアイスクリームにハマっており、生クリームとヨーグルトにありったけのフルーツと蜂蜜と有機のバニラエッセンスを加えて結構な分量のアイスクリームを作って行く。それがめちゃめちゃ美味しいのだ🍯
芸術家の暮らしは極めて慎ましいものではあるが、今抱えている企画の次ないしはその次の企画の為に最近私は半ば仕事でコーヒーを飲み歩くようになった。コーヒーが好きだから、と言うだけではなく各種のコーヒーの味や後味を分析し、コーヒーの銘柄の由来は歴史を調べる為にKindleで電子書籍を購入してそれを読み進めている。
実際に書籍を読み進めて行くと、最初思っていたものとは異なる色々な情報に遭遇し、もしかすると企画自体をもう一度見直す必要が出て来たが、兎に角今抱えているメインの企画を先ず先に進めなくてはならない。
その企画については、アルバムリリースの直前まで誰にも話さないことに決めている。
私にとって、おそらく大きな転機となるアルバムが一枚、ある日忽然と出現することになるだろう。その日までの作業の行程を含め、今回は少し遊びながらアルバムを作って行きたいと思っている。
そろそろ風邪も76パーセントぐらいまで治って来たが、未だ体力が完全ではない。やはり台所に立つ時に倦怠感があり、余り無理が出来ない状況が続いている。
ここはゆっくりゆっくり、回復まで油断をせずに体を休めつつ練習プログラムのレベルを徐々に上げて行きたい。
今日のBGMは此方 ⇩