HR.061 心音を持たない人からの手紙 X
HR.062 もういいよ バターが匂う夜三時 X
HR.063 天気図の台風の目を祓う猫 X
HR.064 風鈴は揺らぐ硝子の自然音 X
HR.065 心電図政治批判の代弁者 X
HR.066 ヴァンパイア酷暑の窓際に伏せる X
HR.067 真実を知る人だけが埋まる星 X
HR.068 ジャズを聴く毛深い夏の獣たち X
HR.069 沐浴を済ませた夏のパリ紳士 X
HR.070 遺跡から吹く風は仔牛の匂い X
HR.071 黙祷は空を伝って泳ぎ出す X
HR.072 饒舌なホストを黙らせるワルツ X
HR.073 愛の夢リストが叩き割った指 X
HR.074 たまにはね速度を落とす人生の X
HR.075 Xが物干し竿と化す真昼 X
HR.076 制服を脱いだ人魚のカタルシス X
HR.077 両輪で歴史のひとつを転がす X
HR.078 猫を吸う やさしい脈に埋まる朝 X
HR.079 リラの目と遙かな時代《とき》のモニュメント X
HR.080 息をのむ羽根を捥がれたガブリエル X
HR.081 遠吠えで熱く高まる震源地 X
HR.082 メビウスの果てを彷徨うコウノトリ X
HR.083 炭酸の浮力に嫉妬するカモメ X
HR.084 いつの日か沈む陸地に目を凝らす X
HR.085 着地する夢も時間も無い丘に X
HR.086 別の名を語る夜更けの曼珠沙華 X
HR.087 上気してアマゾン川に沈む鰐 X
HR.088 精霊は優しい順で消えて行く X
HR.089 真夜中にバターロールを焦がす音 X
HR.090 妖精は宮殿を出て母になる X
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