何もない世界にひとり

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少しずつ、少しずつ‥ 早まって行く朝の訪れ。この時期私の心は燃える。
大量の花粉が空中を埋め尽くす早春、だけど日々の体質改善の効果が少しずつ効力を発揮し始め、今年は例年よりも多く花粉が飛散していると言うのに例年よりも症状が緩和している。

桜が恋しい今。でもその前に見送らなければならない花々が街中を埋めて行く。
梅、パンジー、チューリップ、クロッカス、クリスマスローズ、遅咲きのシクラメン、その他色々。

 

ずっと花が嫌いだった。おそらくそれは母との間に起きたあることがずっと尾を引いていた影響だが、徐々にその心の傷も癒えて来たのだろう。
そして何より愛する人と眺める四季折々の花をあらためて美しく、愛おしいと思う瞬間〃〃の積み重ねが私の心を変えて行く。
それはまるで移り行く音楽のようだ。
同じ縦の響きが昨日と明日とでは違った音色に聴こえるそれに、よく似ている。

 

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何もない世界‥

私はそこを目指して生きている。そしてそれは私一人ではなく夫も又その一人である。
そこは荒涼と広がるただの空間だがけっして寂しい場所ではない。それどころか無限の時間と少し冷たい風が心地よい場所であり、上手く意思の疎通が出来るようになると殆ど声の会話を必要としないくらい、物音が何もない。

 

私たち夫婦は日々の中で、たった一言「ミッション」と言うワードを折り重ねては多くの会話を重ねて行く。夜も遅いと言うのにその話題だけであっと言う間に夜明けを迎え、二人は慌てて睡眠を摂る 笑。

あんまり急いで眠りに就くものだから時々浅い眠りと見る予定のなかった夢に悩まされたりもするけれど、そのフィールドにだけあたる光はとても優しく、宇宙の彼方から届く光で輝いている。
私はその中にぽつんと独り、立たされている。

 

 

昨日は好い出会いに私が燃えた。

人生に訪れるこれはきっと神さまからのギフト。人間嫌いの私は多くの誰と向き合っても良好な時間が長続きしないことに悩んでいるのだけど、ごく稀に‥ あえて向き合わずとも既に向かい合って座っていたような仲間と出会うことがある。
まさに昨日がそんな日だった。

 

そして時同じくして夫からとても大切な話を聞かされたのだけど、こうして偶然か必然かが分からぬように誰かによって私はきっと支えられている。
その、良い出会いをもたらしてくれた切っ掛けの音楽をここに。
是非、シェアして沢山聴いて頂けることを切に祈りながら‥。

 

 

小西徹郎さんについてもっと知りたい方は、Wikipedia ⇦ よりどうぞ。