2 Anniversaries

 

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今、とてつもなく森へ行きたい。勿論国内の小さな森で構わない。むしろ森が私を呼んでいる。
色々なことが起きては過ぎて行ったこの夏、そして秋の始まり。各々の出来事がとても重苦しかったのでむしろ、私は深い沈黙の時を持ち内に籠る時間が長くなった。
でもその間ピアノは弾き続けたし、何とか聴きたい音楽の断片だけは追い掛け続けていた。

一見傍目にはいつもと変わらない私がそこに居たけれど、心の中を常に大きな大きな嵐が吹き荒れていた。

誰にも言えない思いが私を深く占有し、壁を向いて眠りに就くことが増えて行ったけれど、夫と話をする時はなるべく笑顔を忘れないようにして、彼は彼で本当に深く疲れていることを常に思うよう気を付けて暮らしていた。

 

何気ないことがいつもと違って見えて聴こえて、気が滅入りそうな精神状態に追い込まれて行った長い低迷期が、一昨日あたりからふっと靄が晴れたように軽くなった。
ずっとくすぶって渋って結局中座してお蔵入りにした企画の一つを、何となく私から復活させた。綺麗なところだけを外側に出していたら、本当の私を誰にも伝えることが出来ない。

 

勿論女性だからなるべく美しいところ、表面だけはせめて綺麗に着飾って表現して行きたいのは山々だけど、それは本当の私ではない。

いいじゃないの、もう55歳にもなるおばちゃんなんだから、ヨロヨロな姿を曝け出したってどんなことで文句を言って私から去って行くようなファンは本物のファンでも友だちでもなんでもないんだし、ありのままで行こうと決めた瞬間だった。

 

 

近く、音楽ではない私の断片をYouTubeにて公開する予定です。

私もゾロ目の歳を迎えるし、Didier Merahと言う怪物芸術家の10周年とも重なっているので。

是非是非お楽しみに(#^^#)